ごきげんよう、小坂です。
先日、ICL(眼内コンタクトレンズ)手術の適応検査を受けてきました。
この記事でわかること
この記事では、下記の3つをメインにまとめています。
- ICL適応検査当日の流れ(タイムスケジュール)
- ICLを受ける前に知っておいた方がいいこと
- 無料で検査を受ける方法
この記事を読めば、初日の検査内容と流れがどんな感じか、イメージをつかんでいただけると思います。
結論から言うと、適応検査は1日でも早く受けるべきです。理由は記事の後半で!
ICLとは
ICL(Implantable Collamer Lens)とは、目の中(虹彩と水晶体の間)にレンズを入れ、半永久的に裸眼視力が回復するという治療です。眼内コンタクトレンズとも呼ばれる通り、コンタクトレンズを目の中に入れるイメージです。
ICL手術を受ければ、毎日のコンタクトレンズの着脱や、メガネが不要になるのです。
目が悪い人にとっては、奇跡のような話ですね!
詳しい情報は、医療機関のホームページをご覧ください。(参考HP https://www.sannoclc.or.jp/hospital/icl/index.html)
病院の場所
私が今回検査を行なった病院は、東京都港区にある山王病院アイセンター(山王病院の眼科)です。
こちらの病院は、適応検査が有料です。
まだ検討段階の人は、まずは無料診断をしてみましょう!
ICL治療全体の流れ
ICL手術までの大まかな流れは、以下の4ステップです。
ステップ1 適応検査(ICLができるかどうかの検査)←今回はこちら!
ステップ2 術前検査(ICL手術前の精密検査)
ステップ3 手術
ステップ4 術後検診(翌日、1週間、1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、1年…)
この記事では、ステップ1の適応検査当日の流れを見ていきます。
適応検査とは
人によっては、ICL手術に適さない目や、健康状態の人もいます。
適応検査は、視力検査や、目の形を測定し、そもそもあなたの目は、ICL手術を受けられるのかどうかを調べる検査です。
適応検査(初診)の予約
まずは電話で初診の予約を取ります。当日いきなり病院に行っても診てもらえない可能性があります。電話予約をしていきましょう。
病院のホームページ(https://www.sannoclc.or.jp/hospital/icl/index.html)に載っている番号にかけると、最初は総合窓口につながります。 「眼科外来でICLの適応検査の予約をしたい」と伝えると眼科(アイセンター)につないでくれます。
先生の指名
眼科外来につながると、「先生の希望があるかどうか」聞かれます。
私は特に希望がなかったので、一番早い日程で空いていたT先生を予約しました。すぐに空いてる日を提案してくれて、初診は1週間後に決定です。
適応検査までの過ごし方
電話を切ってから思い出しましたが、「当日までの注意事項」について聞きそびれました。
私は普段ソフトコンタクトレンズで生活していますが、とりあえず検査前日からメガネ生活にし、当日もメガネで病院へ向かうことにしました。
実際は当日だけメガネで行けば大丈夫です。 ハードコンタクトレンズの人は病院に確認してみてください。
適応検査(初診)の流れ
予約の電話から1週間後、適応検査当日です。
適応検査当日
当日14:00予約でしたが、少し早めに病院に到着しました。
13:35 総合受付へ
私は初めてこの病院に来たので、まずは診察カードを作成。診察カード作成に必要な初診申込書を記入して待ちます。
開放感があってホテルのロビーみたいです。
診察カードが完成したので、2階のアイセンター(眼科)へ移動し、問診票記入。
渡されたICLについての説明資料に目を通しながら、名前が呼ばれるのを待ちます。
14:05検査開始
病院の勝手なイメージは「とにかく待つ」だったのですが、ほぼ予約時間通りに呼ばれました。ICLの資料もまだ読み途中だったので、わりと早く呼ばれたなという感じでした。
まずはナースさん(検査員さん?)から2つ質問をされます。
Q1. コンタクトレンズの着用習慣は?
「今日はメガネだが、普段は毎日コンタクトレンズ。検査前日から裸眼にしてきました。」
Q2.普段使っているコンタクトの種類や度数は?
間違いを防ぐため、メモをして行ったほうが良いです。私はスマホでコンタクトレンズの箱の写真を撮っていき、それを看護師さんに見せました。
各種検査
- 自分のメガネで視力検査
- 眼圧検査(目に風をプシュって当てるやつ)
- 裸眼で視力検査
- 角膜の形を撮影
その他いくつか検査をしました。検査はサクサク進みます。ナースさんたちは、たんたんとお仕事をされている感じで、特に気になる点はないです。
14:30 約30分で検査終了。
診察
すぐに先生の診察開始です。顕微鏡みたいな機械で目をのぞかれます。その後、今日の検査結果の発表です。
裸眼視力は0.03。何年かぶりにに裸眼視力を測りましたが、「こんなに悪かったのか」という感じです。
ICLを受けられる!
「矯正後の視力は1.5以上出るポテンシャルはあり。角膜の厚さや目の形などは特に問題なく、レンズを入れるスペースは充分ある。」
ということで、ICLを受けられる目でした! ひと安心です。
「乱視が強めなので、乱視用レンズにしましょうとのこと。数年前に作ったメガネの乱視より強くなっており、メガネが合っていないね。」と言われました。
適応することが分かったところで、ICL治療の基本的な説明をしてくれます。どういう治療方法なのか、目の模型を使った説明を受けます。
質問タイム
だいぶ質問が多くなってしまったので、私が用意して行った質問と先生の回答は、こちらの別記事にまとめました。あとでゆっくりご覧ください。
術前検査日、手術日の決定
用意していった質問に全て答えて頂きました。疑問が解消したので、次のステップである術前検査日と手術日を、その場で決定しました。
私は数ヶ月にわたりICLの情報収集をし、今回病院に来る前から、手術を受ける覚悟がほぼできていました。
なので手術を受けることを即決しましたが、みなさんはその場で決断する必要はありません。
疑問や心配ごとはスッキリするまで質問し、 覚悟が決まらない場合は、家に帰ってゆっくり調べたり、他の病院と比較してくださいね。
まず手術日をおさえ、手術日の2週間以上前を目安に術前検査日を決めます。(術前検査の結果を踏まえてレンズを発注するため)
先生の指名は初回予約時に!
山王病院では、初診の先生がその後の診察や手術まで担当してくださるようです。
個人的には毎回初めましての先生ではなく、同じ先生が責任を持って見てくださるのは、安心材料の一つだと感じました。
先生によって診察や手術の曜日が固定されているみたいなので、希望の先生を指名したいときは、初診の予約時にお願いしておきましょう。
術前検査の予約をして終了
今月は予約で埋まっているので、早くて約1ヶ月後から手術可能とのこと。数ヶ月待つ覚悟はあったので、正直、「想定より早いなぁ」と思いました。
しかし先延ばしにする理由もなかったので、その場で予約。術前検査日も、手術の2週間前に決定。
たくさん質問をしたので、診察は30分以上かかりました。 その後、ナースさんから術前検査、手術当日までの流れや注意事項などの説明を受け、
15:35 会計して終了。
今回の診察代は2,260円(私は初診料も含まれているので、人によって少し違うかもしれません)
滞在時間は約2時間。スムーズに終わりました。
適応検査は早めに受けるべき
考えている時間がもったいない
適応検査では、その場で手術をするかどうか決める必要はありません。家に帰って情報収集をしたり、じっくり考えたりする時間はたっぷりあります。
何ヶ月も悩んで、最終的に「やっぱり手術はしない」という決断になることもありえるでしょう。
ただし、適応検査は早めに受けるべきです。
ICLの適応を早めに調べて、他の治療法の検討に時間を使おう
手術をすぐに決断する必要はありませんので、適応検査は早めに受けることをオススメします。
なぜなら、あなたの目の特徴によっては、ICL手術を受けることができない可能性もあるからです。
ICLができると分かればOKです。
できないのであれば、レーシックやオルソケラトロジーなど、他の選択肢を考える必要があり、ICLのことで今悩んでいる時間はとてももったいないです。
いくら本やインターネットでICLの費用やリスクの情報を集めても、いざ検査をしてみて、「ICL手術が受けられない目です。」となれば、それまで調べ物に費やした時間や、心配になって悩んでいた気持ちは、全てムダになってしまいます。
あなたの大切な時間をムダにしないためにも、「ICL手術ができるのか、できないのか」だけは、早めに検査することをオススメします。
無料相談できるクリニックもある
今回私が行った山王病院では、2,260円で適応検査をしてもらえました。※私は初診料が含まれているため、価格には個人差があります。
もしかするとみなさんの中には、「手術をするかどうかも分からないのに、検査だけでお金を払うのはちょっと気が引けるなあ。」という方もいるかもしれません。
そんな方は、まずは無料検査してくれるクリニックに行ってみることをオススメします。
私は適応検査も有料の山王病院で受けましたが、まずは無料検査できるクリニックに行って、情報収集したり、病院の雰囲気を比較してみるのも有りだったかなと思っています。
無料WEB予約は下記リンクからどうぞ。
さあ、次回は大切な術前検査です。また記事にしますので、お楽しみに!
それではみなさま、ステキな裸眼ライフを〜(^O^)
つづく。
編集後記
とりあえずICLができる目だったようで、一安心です。
と言うか、「もっと早く適応検査を受けておけば良かった。」と思いました。
ネットで色々調べることも大切ですが、ネットの情報に振り回されるのではなく、やはりお医者さんに直接相談するのが一番です。
もちろんリスクはゼロではないですが、 先生にたくさん質問できたので不安がだいぶ解消されました。今回手術を即決しましたが、後悔はありません。
約20年続いたメガネとコンタクトレンズの生活から解放されると思うと、裸眼ライフが今からとても楽しみです!
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